2024年も、つくりたいのは都会ローカルの心地よい仕組み。これまでをプレイバック&新年の抱負をお届け。
謹賀新年! 2024年の幕開けですね。
旧年中は、三茶WORKをはじめさまざまなイベントを通して、まちのみなさん、会員のみなさんに大変お世話になりました。心から感謝申し上げます。
2023年、三茶ワークカンパニーは、ワークスペース「三茶WORK」を拠点としながらレンタルスペース「PLAYs(プレイス・遊楽場)」や「三軒茶屋ふれあい広場」でのイベントなど、まちにその活動をじわじわと染み出させていった1年となりました。
ここ数年、私たちの活動をまとめてお伝えできていなかったので、新年の区切りとして代表的な取り組みと2024年の活動の兆しをご紹介します。ご一緒できそうな方、ぜひ気軽にお声かけくださいね!
新しい場、続々オープン!
⚫︎22年夏、200平米の遊び場&仕事場「三茶PLAYs」
三茶WORK「はなれ」の隣に、遊楽ビルというその名の通り遊びと仕事が交差する空間を全力で楽しむための場所として2年間限定でオープンした、200平米のワイド空間「三茶PLAYs」。
広い作業スペースを必要とする建築家・デザイナーさんや、仲間とともに起業したスタートアップなどが利用する、一般的なシェアオフィスでは満足できない方向けのスペースです。レンタルとして貸出もしているため、撮影やクローズドな集いから、マーケットやライブ、ピッチなどさまざまなイベントも開催され、まちの人たちの妄想をかたちにする場として利用されるようになりました。
👀三茶PLAYsをもっと知る
https://3chawork.tokyo/rental/#plays
⚫︎22年夏、ゆったり使える栄通りの仕事場「SAKAE」
ゆったりとしたソファ席で仕事に打ち込めるラウンジスペースと、計7個の充実したWebミーティングブース、ちょっとした休憩やリフレッシュに使えるカウンターテーブルで構成された、三軒茶屋栄通り商店街にオープンした三茶WORKで4つめの拠点「SAKAE」。
ブースでオンラインMTGや集中ワークも、カウンターやソファでリラックスもできる、月額メンバー専用の新たな仕事場です。これまで246を越えて三茶WORKに来ていた会員さんは、より使いやすくなったかも?
👀SAKAEをもっと知る
https://3chawork.tokyo/2762/
⚫︎23年冬、パンと焼き菓子のシェアキッチン「三茶BAKEs」オープン
三軒茶屋駅から徒歩2分、茶沢通り沿いにあるパンと焼き菓子をつくる人のための菓子製造業許可付シェアキッチン「三茶BAKEs」。おいしい酒場やレストランが集うまち三軒茶屋で、パソコン作業だけじゃない“co-working”の場、シェアキッチンをオープンしました。
開業準備にかかる期間や費用をかけずに製造・開業が可能。また、併設のレストランでの店頭販売や、三茶ワークカンパニーが運営するマーケットイベントへの出店など、販路拡大の機会も。Webサイトやパッケージデザイン、デジタルマーケティングなど、制作周りのサポートが必要になったら三茶WORKのネットワークも活かせるという、これからベーカリー、ペストリーをはじめたい人にはぴったりのワークスペースです。
👀三茶BAKEs 公式サイト
https://3chawork.tokyo/bakes/
新コミュニティ、続々スタート!
⚫︎22年冬、コミュニティファーム「せたがやそうえん」スタート
世田谷区桜丘にある江戸時代からつづく畑を、世田谷区の複数の事業者で耕す農園「せたがやそうえん」。立派なみかんの木がある広大な畑で、農業・福祉連携や子育て支援、コワーキングやコミュニティカフェなどさまざまな領域で活動する4事業者が「まぁるく」耕すことをテーマにスタートしました。
三茶WORKの部活「ファーム部」の活動拠点でもあり、三茶WORKのグラフィックデザイナーの会員さんとWebサイトを制作したり、パーソナルトレーナーの会員さんと畑で青空ヨガをしたり。2025年春(予定)の区立農業公園オープンまで、農業に限らない「耕す場」として地域に愛されるこの畑を守っていきます。
👀せたがやそうえん 公式サイト
https://setagayasouen.com/
⚫︎23年春、コミュニティキッチン「さんちゃワーク食堂」スタート
「まちの食堂」をテーマに、世田谷の日替わり店主が身体にやさしく毎日食べたくなる食事をお届けするコミュニティキッチン「さんちゃワーク食堂」。
三茶WORKはコワーキングスペースですが、腹が減ってはなんとやら。仕事に家事に子育てにがんばる人がほっと息つく時間を過ごしてほしいという思いで、2024年1月現在では和食からビストロ、グルテンフリーのプレートランチなど、見た目も楽しく心もおなかも満足するごはんを展開しています。
👀さんちゃワーク食堂をもっと知る
https://3chawork.tokyo/shokudo/
⚫︎23年秋、三茶WORKの会員さんとつくる「三軒茶屋経済新聞」スタート
今回、地域のビジネス&カルチャーニュースを配信する各地の情報メディアネットワーク「みんなの経済新聞」とのご縁があり、「三茶経済新聞」がスタート。三茶WORKの会員エンジニアさんとライターさんらで編集部を編成し、なかには飲食店総合支援会社を経営する会員さんが記者として飲食店を取材したり。スキルも情報も集まる三茶WORKだからできる情報サイトの運営に挑戦中です。三軒茶屋に関するお知らせがある方は、こちらのフォームよりお気軽にご連絡くださいね!
👀三茶経済新聞 公式サイト
https://sancha.keizai.biz/
蒔いた種が、ぐんぐん成長してきました
⚫︎世田谷の事業チャレンジプログラム「SETA COLOR」が3期目突入
2021年にスタートし、3期目を迎えたSETA COLOR(せたカラー)は、「これからをつくる、世田谷からのビジネスチャレンジを応援すること」という当初のコンセプトはそのままに、少しずつかたちを変えながら運営してきました。
事業分析から施策の実施までみっちり行う「PROコース」と、短期集中でぎゅっとスピーディに行う「LIGHTコース」の2本立てて実施してきたSETA COLORは、これまでに総勢190組の事業者さん、約60名の専門家の方が集うコミュニティになりました。スタート当初に「補助金だけじゃない補助金事業」なんて意気込んだタイトルの記事を公開しましたが、描いていたイメージが具現化されてうれしいです!
これまでの活動事例(一部)は、こちらより詳細をご覧いただけます。
👀SETA COLOR 公式サイト
https://setacolor.tokyo/
👀SETA COLOR 公式note
https://note.com/setacolor/m/m04a6f5435685
⚫︎世田谷発のインキュベーション「ネイバースクールSETAGAYA」が3つのコースに進化
SETA COLORの運営を通して得た気づきをもとに2022年にスタートした「ネイバースクールSETAGAYA」も2年目を迎え、コースをより細分化して参加者のアイデアやビジネスを着実に後押しできるようにリニューアル! 2023年度の参加者数は合計約60名になりました。
ネイバースクール、SETA COLOR、そして三茶WORKというコミュニティのネットワークを卒業生も含めて活かし、世田谷で事業づくりに挑戦する人を多面的に支援。有識者からの学びも横のつながりも得られるインキュベーションプログラムとして、スクールそのものも成長をつづけています。
👀ネイバースクールSETAGAYA 公式サイト
https://school.setacolor.tokyo/
👀ネイバースクールSETAGAYA 公式note
https://note.com/setacolor/m/m40ffd8c8cc73
出会いがうまれる、新たなまちの風景を
⚫︎開催数は全7回に! まだまだつづく「SANCHA have a goood MARKET!!! 」
三茶ワークカンパニーと、マーケットや街づくりのプロデュース・コンサルティング・企画運営を行うファーマーズマーケット株式会社による共同主催、そして世田谷区による共催イベントの「SANCHA HAVE A GOOOD MARKET!!!」。
2022年に2回、2023年に4回、そして2024年の松の内が明けたと同時に開催。売り手も買い手も、いろんな土地のいろんな個性が三軒茶屋で交わることで、想いある商いが盛り上がり、マーケットから生まれる「良い一日」がさまざまな季節に幾度と生まれました。
夏からは打ち合わせ一切なしの「即興」のセッションを楽しむライブ企画「have a goood music!!!」もスタート。その場に立ち上がる熱量と興奮、アーティストがスパークしていく音の波に飲まれ、心躍りからだも踊るその日限りの景色が繰り広げられています。
👀👀👀SANCHA HAVE A GOOOD MARKET!!! 公式サイト
https://haveagood.market/
👀👀👀インスタグラム
https://www.instagram.com/haveagood.market
⚫︎よそのまちにお裾分け!コミュニティ運営Webシステム「NEIGHBOR WORK」
NEIGHBOR WORK(ネイバーワーク)は、コワーキングスペースの業務効率化とコミュニティ活性化をサポートするWebシステム。三茶WORKのメンバーや部活・コミュニティ紹介など、“WORK”を軸にまちの人たちがつながりやすくなるコミュニティツールで、三茶WORKの運営のために会員さんとチームを組み開発されました。
2024年1月現在は下北沢と神戸のコワーキングスペースに導入されていて、今後は高円寺の職住近接型のコワーキングスペースにも導入予定。これからもよそのまちへの“お裾分け”を通して、各拠点の会員さん同士がつながり、そこから何かプロジェクトやご縁が生まれることを期待しています。
⚫︎三茶WORKの会員数が約200名に! これからも超ローカルコワーキングとして。
いろいろ活動が増えてきても、やっぱり三茶ワークカンパニーの土台は、ワークスペース「三茶WORK」。
オープンからこれまでの会員登録者数は、累計約600名になりました(ドロップインは除き、月額会員のみ)。会員のみなさん、本当にありがとうございます!
茶沢通りに3拠点、栄通りに1拠点という超ローカルなコワーキングスペースである三茶WORKは、仕事場という機能を基軸にしながら、場・食・音楽などさまざまな文化とともに人と人、人とまちとの出会いやつながりを後押ししてきました。「茶や / 4F」「はなれ」「SAKAE」「PLAYs」といった緻密に設計した空間のなかで活動が生まれ、まちの新たな風景をつくっていくことに、これからも挑戦していきたいと思います。
実は三茶ワークカンパニーでは、少し前にカンパニーページをプチリニューアルしました。その時にステートメントとして掲げたのがこちら↓
👀三茶ワークカンパニー Webサイト
https://company.3chawork.tokyo/
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年明け早々胸が痛くなる災害や事故が続き、世界でも争いが止みませんが、そうした状況に思いを馳せると日常の尊さを一層感じます。心が落ち着かない今こそ、募金などできる範囲のことをして改めて有事の際に備えながら、いつもの“場”を維持して、そこに集う人とのやりとり、コミュニティを大切にしたい。三茶ワークカンパニーは、まちの暮らしをよりよく、おもしろくする活動体として、これからも積極的にプロジェクトや事業の創出に取り組んでいきます。
被災地や避難所にどうか少しでも早く、あたたかな安らぎと日常が戻ることを願っています。
2024年が、世界中の人にとってすこしでも前向きに穏やかに過ごせる1年になりますように!
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。