【レポート】ほくほく湯気たつ!SANCHA HAVE A GOOOD MARKET!!! (1/8)開催しました!
1/8(月・祝)ちらほらと成人式へ赴く晴れ姿の子たち。ほくほく、嬉しそうな表情。
透きとおった青空は気持ちのよい冬晴れで、朝一番 伸びをしたくなるようないい天気。そんな冬の一日に、第7回目の「SANCHA HAVE A GOOOD MARKET!!!」を開催することができました。
新年一発目、各地から、獅子舞・餅つき・美味しいお酒、旬の野菜や果物など各地から約40店舗が勢揃い。三軒のラーメン屋さんが腕によりをかけて作った各3種の醤油ラーメン、「台湾屋台woo」さんの点心や薬膳おでん、土壌診断付きホカホカ焼き芋。「りんごりらっぱ」さんの芋煮、アツアツとろけるラクレットチーズなど、美味しいものたちで、しあわせな渋滞中。
賑やかな会場内は、ホカホカの湯気が漂いはじめ、入り口にまでいい匂いを運んできていました。
また今回は1日開催でしたが、開催時間をいつもより2時間延ばすことにチャレンジ。寒い中、一日を通してたくさんの方にご来場いただきました。みなさま、本当にありがとうございます。
第一会場のふれあい広場では、今回の目玉のひとつ、限定コラボラーメンが朝から大行列。
愛媛県大洲にて、先祖代々醤油造りをされている「株式会社梶田商店」さんの香り立ちよし・旨みたっぷりの"巽醤油"を活かした一杯をそれぞれ、三軒のラーメン屋さんに協力して作っていただきました。
一軒目は、東京・荻窪にて、春季秋冬を感じられる旬の食材を使ったラーメンとかき氷を提供する「ねいろ屋」さん。梶田商店さんと同じ愛媛で育てられたもち麦 "ダイシモチ"と小麦 "せときらら"、高知の放し飼い土佐ジローの新鮮卵を使用した極太麺がこだわり。
二軒目は、ラーメン百名店にも選ばれた湘南のラーメン屋さん。材料調達や調理器具、スープにチャーシューなどラーメンを提供するまでの隅々に至るまでこだわり尽くし、素材の味を引き出す「うずとかみなり」さん。今回はお店の原点である「七重の味の店 めじろ」のメニューを復刻した"煮干し醤油SOBA"と、人気メニュー”煮干し坦々SOBA”を提供。
三軒目は、栃木県那須にて全国の生産者さんと繋がり、日本料理と自然米・天然水で作った自然酒を出す居酒屋「酒と肴あくび」さん。自家製麺と、鶏出汁・魚介出汁の旨みが濃縮された透き通ったスープが特徴の"特製鶏だし醤油らぁめん"。
写真は、酒と肴あくびさんの醤油ラーメン。旨みたっぷり、後味さっぱりの出汁がすっと身体に沁み、最後まで飲み干せるほど美味しくいただけます。もちろんイチオシはラーメンだけでなく、寒い冬に負けないような、ほかほか湯気立つ食べ物や旬のお野菜や果物など盛り沢山です!
山形の自生種である甚五右衛門芋を使った、「りんごりらっぱ」さんの芋煮。ほくほくしてとろみがあるお芋に出汁が絡んで美味しいです。 | 青森の津軽からやって来てくださった、りんご農家「成田農園」さん。樹上完熟させきった、今が美味しい艶々りんご。 |
三軒茶屋へ向かう道の途中・世田谷区役所の近くには「イエローページセタガヤ」さんのお店があります。旬のお野菜と果物を売るほか、夜は呑み屋としても営業中。レモンを両手に持った女の子と八百屋のお兄さんが向き合って、何やら楽しげです。 | 昨年11月から梅ヶ丘でお店をはじめた「hnn(んんん)」さん。カンパーニュ、胡桃を練り込んだバトン、バゲット。かごいっぱいに焼きたてパンを持って来てくださいました。外はパリッと中はもっちり。自家製発酵種のやさしい酸味がクセになる味わいです。 |
こんがりと焼いたパンに自家製ソーセージとキャベツのザワークラウトをトッピングした「88kitchen」さんの定番。歯切れがよくもっちりとした天然酵母のパンと自家製ソーセージ、ハムやベーコン、お惣菜も。どれも手間暇かけて手作りしています。 | 店舗を持たない花屋として、ギフトやアレンジメントの製作など、なるべくロス出さない受注販売を行う「keine.」さん。花を束ねる以外にも、様々な土地の畑や会いたい人のところへ訪ね歩き、花がもたらす環境づくりにも取り組みます。 |
そんなこんなで美味しいものを食べ歩きながら会場を回っていると、あっという間にお昼の時間に。歩行者天国で何やら賑やかな催しがはじまったようです。
【獅子舞、ホコ天で舞う】
今回はプロの獅子舞演者さんである「菊仙」さんが路上で獅子舞を披露してくださいました。400年前から続く江戸太神楽。日本の伝統を垣間見れた貴重な体験でした。
日本では江戸時代ごろに広まった獅子舞ですが、最近では見たことがない方や子供たちも多いはず。お父さんやお母さんの腕を掴みながら、じっと見ている子もいます。頭ごと邪気をがぶりと噛んでもらえると、なんだか嬉しくなりますが、こどもたちはその迫力にやっぱり怖くて泣いてしまう時も。
獅子舞の後は、和傘と鉄の輪っかを使った余興もあり、見事な傘回しと語り口で引き込まれているお客さんが多数。失敗した時は子供たちも一緒になって声をあげ、成功したときはみんなで喜び、拍手があちこちから。終始なごやかで楽しげな空気感が漂っていたのは、流石でした!
【限定50本!!! 吉日どぶろく・ホップどぶろく・いちごのいちえ糀甘酒の3本立て!めでたいプロダクト】
have a goood market!!!で繋がるコラボドリンク。
今回は日本橋兜町でどぶろく醸造をする「平和どぶろく兜町醸造所」さんとどぶろくを、富山県で味噌と甘酒を作る「宮本みそ店」さんと甘酒を造りました。
ハヴァグッドマーケットの獅子舞印の枡に注がれる、とろりと濃厚な一杯。千葉県匝瑳市にて、お米を育てる「みやもと山」さんのお米(コシヒカリ・亀の尾)を用いて、それぞれのお米単体のどぶろくと、50%ずつ混ぜたどぶろくの3種をご用意。つぶつぶと弾けるのどごしは、漉す過程を経ないことで生み出され、お米の甘みと旨みがたっぷりの発酵状態をそのまんま味わうことができます。
クラフトビールを造る「万珍醸造」さんとのコラボでは、ホップどぶろくが完成。ホップの爽やかな香りがお米の甘みと合わさって、飲みやすさも抜群です。
甘酒は愛知のイチゴ農家「美岳小屋」さんのイチゴを使用し、ほんのり赤い甘酒に。温めて飲んでも、冷やして飲んでも美味しい。ちょっとしたデザート感覚としてもお楽しみいただけます。
【驚き・桃の木・山椒の木・ホコ天餅つき大行列!!!】
歩行者天国では餅つきも大盛り上がり。整理券配布が始まると、あっという間にずらりと列ができ、餅つき需要がこんなにあるとは運営もびっくりでした。いざ、杵を持ってぺったんぺったんと餅つきをする子どもたち。驚きと楽しさが混じったような、なんとも言えない表情が心に残り、体験してもらうことができてよかったと思いました。
会場では、お米農家のみやもと山のご夫婦が手際よく、力強いリズムで餅つきをしてくださり、つきたて振る舞い餅の嬉しいおみやげも◎
また、ホコ天やふれあい広場の入り口では「PASSTO」さんのご協力のもと、みんなの使わなくなった不要品を次の人へと繋げていくサービス、PASSTOチャレンジを行いました!
【年始もPASSTO!今回の総回収量は174.4kgでした!】
年末に整理した衣料品や不要品を持って来てくださり、一日のみだったのにも関わらず、総回収量は174.4kgに!選別が済み、リユース・リサイクル率も、97.4%でした。
【7年ぶりに復活&同時開催!「三軒茶屋クラフトビアラリー」】
そして今回は2017年に4店舗のラリーイベントとしてスタート以来、コロナ渦をはさんで開催できていなかった、「三軒茶屋クラフトビアラリー」もパワーアップして復活!
三茶の個性あふれるクラフトビール屋さんを1/8〜1/14の期間限定でスタンプラリー形式で回り、今回のために製造したオリジナルビールやグッズを集めて楽しむことができるイベントとなっています。SANITYさんやPigalleさん、キクヤさん、Hydrantさん、万珍酒店さん、淡島倉庫さんなどが参加!
当日はふれあい広場でも販売してくださり、各店舗へも続々と人が集まって、盛り上がっていました!こうして、マーケット開催の日だけでなく、三茶の街へと賑わいが広がっていくのは嬉しい限りです。
ふれあい広場に戻ってくると、すぐ隣の第3会場「三茶WORK茶や 3階」も賑わっているようです。それもそのはず!
【みんなで美味しいお米とお酒を囲もう「大新年会 ・米祭り」】
こちらでは、お米主役の美味しい食べ物たちとよき日本酒と日本ワインもいっしょに囲んで、米文化をたっぷりと楽しめる空間に。あたたかい室内でじっくりとお米のおいしさを堪能。
お客さんの目の前で、ひとつひとつオーダーメイドおむすびを握る「山角や」さん。愛媛の醤油蔵「梶田商店」さんのお醤油を使ったお料理やおばんざい。鮮度と味わいにこだわった旬の魚と艶々のお米を握り上げた「旬米(ときめし)」さんのお鮨は見ているだけでたまりません。
さらには、福島県郡山市にて300年続いている日本酒の蔵元・「仁井田本家」さんの"しぜんしゅ"と、国内のマイクロワイナリーによって丁寧に造られた「KIKI WINE CLUB 」さんのナチュワルワインは相性抜群。まさに鬼に金棒です。
どれも、その土地ならではの食材や作り手、旬にこだわった賜物たち。
どこで生まれて・どんな食材で・誰が作っているのか、お客さんと生産者さんとのご縁を目の前の食材によって結び、ひとりひとりが食と向き合って、ほんとに美味しいなあと心と身体で味わう。日々のなかで、そんなかけがえのない時間を味わえたら。
良い食との臨場感のある出会いと驚き、美味しさと嬉しさが、みなさまの毎日をちょっとでも支えられますように。
さてお次は、第二会場「三茶PLAYs」。いつも他の会場とは一味違う第二会場ですが、今回はどんな空間になったのでしょうか、!
【遊びのプロたち監修!アナログゲームセンター お茶やしき!】
今回初企画として、これまでも数々のイベントや企画を立ち上げて来た、遊びと場作りのプロである「近藤ジョージ」さん、「角田テルノ」さん、我らが運営「CURRYJOCKEY」さんがこどもたちのための冒険エリアを開園。
会場にはアナログゲームが大集結!豪華景品がうれしい輪投げや、ふわふわ室内バドミントンや紙飛行機、振ればふるほど宇宙へ近づくジェットコーラ、どこに繋がっているかわからないダンボールのお城作り。頭と身体を使って、自分たちでも工作しながら、アトラクションをクエスト形式で攻略していきます。
クリエイティブな一日限りのゲームセンターは、開園ギリギリまで、遊びのプロたちがせっせっと工夫とわくわくを凝らした場づくりと細かな話し合いとを重ねてくださっていました。
一度入ったら気が済むまで遊び尽くせるので、一日中遊んでいた子もいたんだとか、!
家ではなかなかこんなに好きにダンボールを繋ぎ合わせて遊べることは少なくて、ワクワクしてしまいそう! | 色ペンや貝殻、毛糸など好きな材料を組み合わせて、夢中になってお絵描き。こどもたちのゆたかな想像力がPLAYsに広がっていきます。 |
次は何が起こるんだろう?実際に手を動かして遊んでみると、子供たちの表情がくるくると変わっていく様子が見えて、大人もいっしょに楽しくなってしまいます。
【まだまだ知らない、NIGHT・SANCHA HAVE A GOOOD MARKET!!!】
17時を過ぎましたが、もう少しマーケットは続きます。この日はいつになく冷え込んで、カイロを貼っても寒かったので、あったかい食べ物の存在を心底有難く感じました。
初めての開催時間延長は真冬にやるもんではないかもと思いましたが、運営の私たちもまだ知らない、ハヴァグッドマーケットの表情を夜灯りが見せてくれました。
人と対面でコミュニケーションを交わさなくても何とかなるようになった時代。だけどやっぱり、人と人、向かい合って話すこと。 SANCHA HAVE A GOOOD MARKET!!!では特に、出店者さんの想いや人柄、そこならではの土地やストーリーを大事にしたいと思っています。
出店者さんとお客さんとともに進む地道な一歩一歩が、日々の皆様の活力になることを願っています。
普段は栃木県・那須でお店を営む「酒と肴あくびさん」。あたたかい屋台の灯りに思わず足がのびます。夜に食べるラーメンってなんだかいいですよね。夜開催のこんな雰囲気は、これまでではじめてです。 | 「シーベジタブル」さんのもずくの酸辣湯。とにかく冷えた時はこれ!というくらい、身体の芯からポカポカしてきます。もずくと酸辣湯がこんなに合うとは思わなくてびっくり。 |
冬の冷たい空気が、湯気や人の温もりを際立たせて、あたたかいものがいつもより心に沁みました。
【そして今夜もどこからともなく始まる、have a goood music!!!】
今回出演してくださったのは、こちらの4人の方々です!
Keyboard:丈青(SOIL&”PIMP”SESSIONS)さん。 | Drums:工藤明(ROTH BART BARON)さん。 |
星の瞬きかのように始まる滑らかなピアノ、さざ波のように打ち寄せるベース、風の声のように透き通ったボーカル、空気を刻み脈打ちながら広がるドラムの振動。
すべて、この日一期一会の音楽。細かな無数の音と響きが、心と身体を誘って、どんどんリズムに乗りたくなります。
Bass:KenKen(RIZE)さん。 | Vocal:Julia Shortreed(Black Boboi)さん。 |
普段は様々なフィールドで活動を繰り広げる、豪華アーティスト陣によるライブセッション。
have a goood music!!!の運営は、気軽にこの音楽を体験してもらいたいという想いから、定額のチケットはなく、初回から入場料無料での開催にチャレンジしています。みなさまからの血の通ったドネーションがミュージシャンの方々に届きます。
出演者の皆様、サウンドシステムサポートをしてくださった「株式会社SURD」さん、音響を調整してくださった方々、ご来場いただいた皆様、ドネーションにご協力いただいた皆様、会場の設営や飲食の提供にご協力いただいた皆様、いつも応援いただいている皆様に、心より感謝申し上げます。
また今回は能登半島の地震で被災された方へ、ハヴァグッドマーケットとして何かできることはないか。人の気持ちに寄り添い、心を動かす力に長けている音楽で、届けられることがあるのではないかと思ったことから、マーケットのInstagramにて、インスタライブを公開させていただいております。
今回足を運べなかった皆様も、もちろんどなたでも、ぜひオンラインにてhave a goood music!!!を味わってみてください。
この振動が、みんなの想いが、きっと心に届きますように。
have a goood music!!!企画:人との企画室 近藤陽太
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【次回開催のお知らせ】
みなさま、1月のハヴァグッドマーケットではどんな出会いがあったでしょうか?
3ヶ月に1回ほどの頻度ではありますが、周りにもこのマーケットを知っている方が多くなってきたりと、少しずつでも地域に伝わっていることを嬉しく思います。
新年から心が落ち着かない出来事が多いはじまりですが、SANCHA HAVE A GOOOD MARKET!!!は、今年もみなさまが思わずわくわくするような出来事の種まきを続けていきたいと思います。
そして今後は、三軒茶屋以外でも出張ハヴァグッドマーケットを行うかもしれませんので、その時もまたどうぞよろしくお願いいたします!^^
今後の情報は、ハヴァグッドマーケットの公式InstagramやWEBサイトにて公開していく予定です。今までの投稿や最新情報もぜひチェックしてみてくださいね。
『世田谷と地域のいいもの 集まり 交わるマーケット
SANCHA HAVE A GOOOD MARKET!!! 』
■次回開催予定:4月28日(日)・29日(月・祝) 11:00~19:00
■場所:三軒茶屋 ふれあい広場、三茶PLAYs
■入場:無料
■公式WEBサイト:https://haveagood.market
■公式Instagram:https://www.instagram.com/haveagood.market/
■マイバッグ、リユースカップなど持ち込みのお願い
当日はお買い物用のマイバッグや、リユースできるカップと食器等のお持ち込みのご協力をお願いいたします。
主催:三茶WORKカンパニー株式会社
共催:世田谷区
協力:ファーマーズマーケット株式会社、 ケンゾー&エリン株式会社(エネルギー設計)、
EcoFlow Technology Japan株式会社(バッテリー貸出)、三茶BAKEs
Photo & creative by 土屋勇太
Writing:SANCHA HAVE A GOOOD MARKET!!!運営 岡本花子