酒温泉せんべろカピバラもふもふ旅行
鹿児島県生まれ、三軒茶屋在住。大学在学中に学生向けイベント紹介サイト「facevent」や学生向けメディアを立ち上げ、どちらも事業譲渡。新卒フリーランスとして働き、Webディレクター / エンジニア / マーケターとしてWeb制作累計100件以上の案件を担当。現在は2019年10月に株式会社ネクストライフを設立し月50人以上の在宅ワーカーをとりまとめ、副業初心者向けメディア「副業ビギナー」をはじめとしたWebメディアを10以上運営。開発とビジネスの両面から新規事業の立ち上げ支援も行なっている。
酒温泉せんべろカピバラもふもふ旅行
現在27才。三茶WORKではレジデンス(固定席)プランを利用し、三茶WORKで登記している若手起業家の一人です。
今ほどフリーランスという言葉がメジャーではない頃から「大学在学中から学生向けのイベントまとめサイトを作って事業譲渡したり、一時は休学してサイバーエージェントの子会社の立ち上げに携わり、業務委託を受ける形で仕事をしていました」
という古川さんは、大学卒業後も一般企業に勤めることなく自然と、はじめから自分自身でキャリアを作る道を選んできました。
「今の事業は大きく分けると、自社メディアの運営・メディアのコンサルティング・ウェブサービスやアプリの開発支援の3つです」とのことですが「副業ビギナー」という去年立ち上げたばかりのWebサービスが、一番思いをこめてやっている事業だそうです。
副業ビギナー
https://fukugyo-beginner.net/
学生や若手社会人向けのスタートアップ支援や、副業をやる方の支援などがサービス開発の軸にある古川さんは「結局、根底にあるのはおせっかい焼きの心」と言います。
ご自身が学生の時からイベント作るのが大好きでそこに友達を呼んだり、繋がりを作ることを楽しんでいるうちに「世界が変わるのではなくて、その人自身が何か新しいことを知ったときにその人にとっての世界が変わる。その情報をもっとなめらかに伝わるようにしたいと思うようになった」と話してくれました。
副業というと、今は大きな時流でいえば国が推奨し、自助努力で稼げるようにしたほうが良いという風潮があるけれど、実際には「副業したいのにできない人が8割もいるのが現実。やりたいけど、何をしたらいいかわからないという人が一歩を踏み出せるために何が必要か、それを考えて伝えるのが仕事です」と古川さん。
最近では姉妹サイトで「投資ビギナー」をリリース、ポイントを使ってできる投資など一般の方の投資の始め方を伝えることも始めたそうです。
企画・開発・採用・広報まで全て網羅して自分で動いていた大学時代を経て「今は僕は戦略に大きく時間を割いて、開発もライティングも、手を動かすところはプロの方にお任せして、これからどんな風に仕事をおもしろくしていくか考える時間が増えました」
そして、在宅ワーカーのライターさんの記事を毎月300記事くらいチェックすることもあるそうですが、データ入力など機械的な作業をやってもらったり、マニュアル通りに書いてもらうよりも、一記事ずつ丁寧にコメントして、その記事がどんな風に広がって、具体的にどれくらいの数字を出しているかといった成果をフィードバックするようにしているそうです。
「ご一緒する在宅ワーカーの皆さんにも仕事をしていて純粋に楽しいなと思って欲しいから」とのことですが、なかなかウェブメディアの運営で現場の一人一人とそんな風に繋がっている方っていないですよね。
そんな古川さん「オンオフはあまりはっきりしていないけど、仕事が楽しいので、基本的にはずっと仕事のことを考えている、という感じですね。長い時は三茶ワークで朝6時から24時ごろまで仕事することもある」とのことで、気分転換にそこのジム(ティップネスですね)でパーソナルトレーニングしたり、キャンプや温泉に行っているのだそうです。
三茶WORKはとにかく生活圏の中心にあるところを気に入ってくれています。
買い物は西友、ジムも夜飲みに行く場所も仕事場の三茶WORKから徒歩数分以内にあるけれど「自宅が唯一15分かかるので、もっと近くしたいです」とのことで、今風の若手起業家然とした、ミニマムな生き方を垣間見せてくれました。
インタビュー:2019年12月時点
Interview : Viola Kimura
Text : Shizuka Kobayashi
Photography : Tomohiro Mazawa