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あなたの妄想も書き込んで。 愛と、希望と、妄想が詰まったアニュアルペーパーできました

2019年8月、三軒茶屋の駅からほど近いビルに誕生した三茶WORK。気づけばこれまでに様々な活動が生まれてきました。そこで、数ある活動のうちのほんの一部をピックアップし、A2版にどーんとまとめたのがこのアニュアルペーパーです(発行:2020年12月)。

1つ1つの活動は、2020年を総まとめしているこちらの記事で紹介しているので、この記事では制作の裏側を、アニュアルペーパーの編集を担当した三茶WORK会員の原口(フリー編集・広報)がお届けします!

「妄想を形に」してきた活動集

三茶WORKの構想がスタートしたのは、2018年1月のこと。「三茶を楽しめる仕事場が欲しい」という、三茶で暮らす人々の妄想から生まれました。そう、キーワードは「妄想」! 「ここでもしあれが出来たら……ムフフ」なんて、考え出したらもう止まらない。つい脳内であれよあれよとイメージが膨らみわくわくしちゃうあの感じが、三茶WORKの起爆剤なのです。

だから、設立1年目のアニュアルペーパーのテーマはまさにど真ん中、「妄想を形に」。運営メンバー起点のもの、会員から立ち上がった企画、メンバーや会員の家族・友達も参加する“部活”のことなど、色彩豊かなコンテンツが勢揃いしています。

左上の車座になっているメンバーのシルエット写真は、三茶WORKの物件空間がまだスケルトンだった時のもの。この写真から時計回りに、01、02、03……と追っていくと、三茶WORKのこれまでの活動の変遷を、時間軸でたどることができる構成です。

ラスト「10」で紹介している「NEIGHBOR WORK SANCHA」は、まさに今三茶WORK内で進んでいるプロジェクト。会員同士の仕事が数多くうまれている今、もっとその可能性を広げるために、会員のスキルや個性を可視化し、“ご近所さん”とのコラボレーションにつながりますように!という想いから生まれたシステムです。

現段階では会員限定のものですが、将来的には対象を地域に拡げ、文字通り“NEIGHBOR(ご近所さん)”との“WORK”が生まれる土壌になるといいな、と期待しています。

極彩色のグラデーションが入り乱れるデザイン

手に取ると、いや、目に入るだけで、思わず「おおおお!」と言ってしまうほど鮮やかなカラーリング。私も最初デザインを目にした時、「嘘でしょ、すごいなんだこの狂気!(ポジティブな意味)」と声に出ました(笑)。

会社紹介のクリエイティブにおいて、写真の上にこんなに色を重ね、しかもその色は極彩色。縦横無尽に文字が飛び交い、タイポグラフィもふんだんにあしらわれたこんなデザイン、見たことない。

私はまだ入居して1年に満たない一会員ですが、「三茶WORKの『妄想を形に』って、グラフィカルに表現するとこういうことか!」と、浮かんだイメージをモノとして立ち上がらせてしまう様を見て、より深く納得した面がありました。

カラーリングもさることながら、よく見ると文字は漢字は明朝体、仮名はゴシック体(さらによく見ると情緒的な言葉は仮名も明朝体)、活動を象徴的に表現した言葉はちょっと長体のかかった(縦長に編集された)文字……と、大胆に見えてものっっっすごく緻密にデザインされている、2018→2021年版のこのアニュアルペーパー。

 

アートディレクションとデザイン(と、なんと一部コピーライティングも!)を担当した土屋さんから、ここで制作にこめた思いを一言いただきます。

“「三茶WORK」で生まれるプロジェクトは、みんなが「やりたい!」「欲しい!」という妄想と、わがままから生まれてきたものばかり。そんな妄想を蛍光ピンクとイエローで表しました。また、どのプロジェクトも荒削りなところもありながらつながっているのが「三茶WORK」らしいなと思い、入り組んだデザインにしました。

これからもっと妄想が膨らむよう、裏面のカレンダーに妄想を書き込んでもらえたらと思います!!”

本当に隅から隅まで「極み」あふれるデザインです。ぜひ三茶WORKにお越しの際は、お手元でご覧ください!

運営メンバーと会員によるチーム編成

冒頭で触れた通り、この記事を書いている私は三茶WORKの運営メンバー「ではなく」、数いる会員のただの一人です。仕事は、企業の情報発信を伴走する編集業・広報業をフリーランスでしているのですが、三茶WORKの空間やここで出会う人たちに魅了されて、気づけばこうして運営と会員の重なり合うところで関わるようになりました。

今号のアニュアルペーパー制作チームは、三茶WORKカンパニー共同代表の吉田亮介さん、同じく共同代表でブランディングオフィスの豊作工舎の土屋勇太さん、そして私の3人編成。「運営:会員」という垣根なく、気づけば「あ、それ面白そう。やりましょ〜」という具合にチームが組まれる自然な流れが、“ご近所”の一人である私としてはとても心地よく感じました。

ただ人が集っているという「状態」であるだけだったり、言葉として形骸化した“コミュニティ”ではなく、ひとり一人の面白い「人」や個性が集い、つながり、新たな視点が生み出されていくビオトープのような存在。アニュアルペーパーの制作を通じて私が改めて発見した、三茶WORKの素敵な一面です。

↑手前左から、吉田さん、原口、土屋さん。アニュアルペーパー納品日に開催した「三茶WORKオンライン納会」にて、制作背景をお伝えしました。ちなみに写真右上のジーザスルックな美容師・合渡さんも、納会に出演した会員のひとり。 ※撮影時のみマスクを外しています

2021年、あなたの妄想も形に!

このアニュアルペーパー、ひっくり返すとなんと裏面はカレンダーになっています(五輪周りの2021年の祝日の日取りも、無事反映済み。入稿直前に開示された最新版です!)。そのまま縦に使っても、半分に折っても、そのさらに半分に折っても、3ヶ月、6ヶ月単位で快適にお使いいただけます。

※よく見ると、三茶WORKのアニバーサリーデーが! どこかなどこかな〜(ヒント:夏)

このカレンダー、インクの色に合わせて蛍光ペンが映えること映えること。↓の写真のような、蛍光カラーの付箋なんてぴったりです。

2021年の365日が一望できるこのカレンダーに、ぜひあなたの妄想も付箋に書いて貼ってみてください。そしてもし三茶WORKでできそうなことなら、一緒に実現していきましょう! Webサイトからお問い合わせでも、3Fに常駐しているコミュニティマネージャーへのお声かけでも、お気軽にご連絡くださいね。

2021年が、この記事を読んでくださったあなたにとっても、世界中の人にとっても、良い年になりますように!

▼CREDIT

Art Direction, Design:土屋勇太(豊作工舎、三茶ワークカンパニー共同代表)
Edit, Writing:原口さとみ
PM:吉田亮介(三茶ワークカンパニー共同代表)
Printing:WellRound Creatives. Inc

 

写真=土屋勇太
文・構成=原口さとみ